白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第34章 ここで咲く意味を見出す笑み
まぁ、それでも
ギラギラナンパ野郎の比ではないですが
「なに?!…を、言ってんスか?
ナンパなんか企んでますん」
「どっちですかァ?」
真っ赤なジャージで
目つきの悪いトサカ頭に
「企んでないッス!」
散っていく男達
「クロの人相の悪さも
役に立つんだ…
で?アレはどうする?
なんか楽しそうだけど?
アッチの方がヤバくない?」
孤爪!このやろ!
「よぉ、赤葦クン。
ウチの姫さんが
お世話になってるみたいで…」
相変わらずの
胡散臭い笑みを顔に
貼り付けながら
近付くなオーラバリバリの
黒尾さん