白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第34章 ここで咲く意味を見出す笑み
「ちょ…今のはその…
意地悪しただけと言うか…」
泣きそうになってるじゃないか。
『意地悪過ぎる…!
思い出したら…
色々考えちゃう…でしょ…バカ…』
”あの夜を後悔してるわけじゃないから”と
前置いて
決して俺を責めない姫凪さん
それでも踏み切れない理由の大部分は
ヤッパリきっと俺だろう
怖さや、もどかしさに
必死に立ち向かおうとする
姿が健気で
ゴネてる心は
「ビリヤードしましょうか?
部屋借りてきます」
アナタの背中を押したくなってくる