白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第33章 蝶の為に華は咲く(研磨)
「…当たり前…姫凪なら…」
「いや!それは俺も負けねぇし!
孤爪の檻から出してやった恩を
忘れたか!姫凪!」
…空気読んで!木兎サン!!
おれの何か感動する場面だから!!
「檻って人聞きの悪い…
いずれ出すつもりだったのに
強引にこじ開けて
連れてっただけじゃん」
「な…」
『うん。光太郎の力技だよね…』
「おい…」
「『バカ力技…』」
揃う声に泣きそうになる木兎サンを見て
吹き出す姫凪
「笑うなぁ!!
なんだよ!姫凪のバーカ!」
げっ、しょぼくれ?