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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第32章 華は蝶を蝶は華を想い過ぎて…


一人になった姫凪の部屋
主の居なくなった部屋が
俺が俺の細胞が
俺を責め続ける

「ごめん…」

吐いたセリフは虚しく
部屋に響き
静けさがシンシンと
俺を責め

”もう諦める”という思考は
残り香が引き止める

これが自分の部屋だったら
この場から逃げ出して
この香りからも逃げ切れたかも知れないのに

ココに居るしかない

後悔に押し潰されそうな夜は

まだまだ長いと知るのは
少し後の話。 
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