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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第7章 蝶との初舞
薄暗い帰り道
やばい。やばいぞ。
喉が張り付く。
『ねぇ?クロ…あのさ……』
姫凪の声がやたら
大きく聞こえる
「なにー?」
無理矢理出す
【いつも通り】の声は
きっと、いつもよりも上擦ってる
心臓破裂しそう。
『えっと…ね…
…もう、聞き飽きたかも、だけど…』
姫凪が俺を振り返って
顔を上げる
あの日見た
綺麗で真っ直ぐな瞳
言われる事は理解した。
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