白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第31章 華は枯れない
「ただ、俺は抱きたい。
…嫉妬したのもある…
煽られてってのもある
でも…俺…お前が…好きだから。
かっこ悪くても
お前を…抱けるギリギリまで…
感じてたいんだ」
ワガママだ。
ただの自己満かも知れねぇ。
でも、嘘も見栄もない
俺の言葉
姫凪、お前は…?
『…いや』
…だよな。
黒尾くんが好きだもんな。
離そうとした身体が
『こんな所で抱かないで!
チャント連れて行って…
光太郎の部屋…』
姫凪の腕で引き寄せられる