白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第31章 華は枯れない
本当にスマねぇって思うなら
姫凪を想うなら
”何でもない いつも”を
必死で取り戻す為に笑え!
「俺は回ってない寿司も
良いんですが…」
「はぁ!?どこにそんな金が!
俺はお前みたいにセレブじゃねぇぞ!」
「買い食いとホテル代で使ってんでしょう?
そりゃなくなりますよ」
ホテル代止めて!
今は真面目だもんね!
「三人で貯金でもしますか?
温泉旅行貯金
卒業旅行とか良いですよね
木兎さんも姫凪も
卒業してしまうから…」
ポツリと呟いて赤葦もコーラに
口を付ける