白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第31章 華は枯れない
「とりあえず、買い出し分は割り勘です」
「ブッッッ!!そこかよ!
ってゆっか今そこ言う!?」
噎せてゲホゲホする俺に
「俺が奢るのは今の所
姫凪だけですし、それに…
友達とはそういうことチャントする
感じ、なので…その…木兎さん…」
いつもの生意気な顔で笑った後
少し苦しそうに声を詰まらせる
可愛げ無いアプローチだけど
「友達ならしゃあねぇな!
で?いくら?」
お前らしいっちゃ、らしいかな?
友達で居たいってこったろ
それが一番、姫凪を笑顔にするし
俺が望んでると思ってさ。