白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第31章 華は枯れない
ケラケラ笑いペロリと涙を舐め取ると
”バカ”って俺を睨みつける
「姫凪…あのさ…」
もう一度だけ許されるなら
『ん?なに?』
お前にキスしたい
「ごめんな、我慢できなくて」
そう言って姫凪の唇を奪い
長く深く口付ける
セックスしてる時も
泣きじゃくってる時も
我慢できたのにな
素の顔して
素の声出して
ただそこに居るお前が…
「好き…ずっと…
次誰かに逢うまで…
お前が黒尾くんの女に戻るまで
ずっとお前だけが好き…
姫凪…ごめんな…
カッコヨク別れてやれねぇや」
ただただ愛しいんだ。