白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第30章 蝶の心に咲く華
「ナカ痙攣してる…俺にイカサレテ
俺に突かれまくって…
イキまくってンの…?
な?俺だけの姫凪だよな…?
俺の事、好き?」
苦しいくらいに満たされてる私に
チクリと刺さる
光太郎の棘
普段は絶対見せない
微かな弱さは
『あ、たりま、え…
光太郎…が
好きに、させたクセに
聞かないで、そんな事…
好きだよ…光太郎…
顔チャント…見せて』
私の心を揺さぶる
必死に腕に力を込め
身体を起こして振り返ると
予想よりずっと幼くて
ずっとずっと情けない顔した光太郎が
泣きそうな顔して私を
見下ろしてた