第29章 華を蝕む闇

醉がりながらも
泣いてしまった姫凪さんに

壊したい気持ちと
願いを全て聞き入れたい気持ちが
またも天秤を揺らし

「…分かった…苦しかった…？
スイマセン」

姫凪さんの声に従う本能

「これで、大丈夫ですか？」

『ん…平気…京治…
ギュッてして…』

ゆるやかにした腰の動きに
微笑む姫凪さんに
ギュッと胸が熱くなる

「はい…いくらでも…
姫凪…愛してる…」

小さな身体を抱き締めて
優しく、でも深く
ナカを堪能しながら

脳が理解して行く