• テキストサイズ

白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第28章 華の祈り


ストラップねぇ…
コッソリお揃いとかに
してみるか…

ふわりと浮かぶ
小さな欲は

〈おーい!姫凪〜
髪の毛乾かさねぇで
何やってんだー!〉

漏れ聞こえた声で
掻き消える

木兎…居たのか…

予感はあった
鬼の居ぬ間のなんとやら

邪魔しに来るヤツも居ねぇ
誘うヤツも居ねぇ

そりゃ二人で居たいよな

〈あ、光太郎!ごめん!
先に乾かして
今、電話…〉

ばぁか、彼氏待たすな

”電話したまんま
犯されんぞー?”
とか、からかって 
電話を切るつもりだった 
/ 3826ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp