白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第26章 枯れる事さえ出来ぬ華
恨んでも仕方ない
結局は俺がやった事。
遊んでた時
期待させたのも
お前の計画にまんまと
ハマって姫凪を傷付けたのも
全部、俺なんだから。
「聞いてよ!」
「聞いても応えらんねェから
嫌ですぅ
お前も早く前に進めよ?」
「進もうとした…!
でも…その先には
いつも…あの子が居るの…
忘れようと思っても
いつもあの子が現れて
攫ってく…
あの子を見たらクロを思い出す!
忘れたくても…考えちゃう…
なんであの子なの?
あの子はクロを大切にしてないじゃない…!」