白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第26章 枯れる事さえ出来ぬ華
泣いて震えて
俺をジッと見つめてる
派手な身なりと
今までの行動とのギャップ
「悪ぃ…言い過ぎた
イライラしてた、ごめんな?」
湧き上がる罪悪感に
足はアンナに向く
「捕まえた!!」
頭に伸ばした手が
ギュッと握られた
はァ!?演技!?ハメられた!?
ふざけろよ!
「お前…!」
怒鳴り付けようとした声を止めたのは
「うそ…。ごめん。
作ってないと照れる…から
こんな感じな、だけ。
あの…クロ…
暇なら付き合ってくれない?
私も予定真っ白なの」
アンナの小さな声