白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第26章 枯れる事さえ出来ぬ華
「…着いちまった
近過ぎんな、おまえの家
…日曜、赤葦の忠告通り
おばさんパンツで行けよ」
楽しめとか綺麗事言っといて
『なんで木兎に襲われる呈なのよ!
そんなんじゃないんだから!』
「泣かされんの嫌だからだよ」
泣けば抱き締められんのに
とか、考えてしまう
『泣かないよ!
…送ってくれてありがと!
じゃあ…またね……』
「へいへ〜い…またな…」
アッサリ過ぎる
サヨナラは
いつもの事なのに
胸が痛えよ。
明日も明後日も
お前は居るのに
怖くなるんだ。