白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第25章 蝶を抱く華
『じゃあ、木兎が寝るまで
側にいるよ?
タクシー呼んで帰るから
それなら良い?
うちのお母さん寛大だけど
さすがにあの二人以外の所に
止まったら軟禁生活に
なりそうだから、ね?』
降りた髪をユックリ撫でられて
まるで子供を説得する
母ちゃんみたいに宥められて
「…分かった…それなら
手だけは却下…
抱き締めててクダサイ…
俺が抱き締めたら
寝落ちても離さねぇと思うから
姫凪が…抱き締めてて…」
子供みたいに頷き甘える