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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第1章 蝶と俺の輪舞
ふぁあー………眠い。
繰り返す欠伸に混じって
吐き出された息が
白く曇る
今年も、終わる、な。
高校二年の冬。
寒い朝、冷たい手
人肌が恋しいねぇ。
チラと前を見ると
小さな背中が二つ並んでる
足を早め二人に駆け寄り
「おーはよ!
寒ぃ…温めてクダサイ…」
より小さい背中を抱き締める
『クロ!?』
「よく分かったなァ?
さすが俺の身体を知り尽くした
姫凪ちゃーん♡」
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