白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第24章 愛しい蝶と繋ぐ指
「どっちもって顔して
半分こしましょうか?
はい、座って下さい」
笑いを堪えてソファーに近付き
キラキラした顔を
また見つめる
『だから!見つめるの禁止!』
「可愛いのに…」
『照れるから!』
「はいはい。
分かりましたよ」
じゃあ、見つめない方向で
可愛い顔させようかな。
どうやって?
今に分かりますよ
「半分食べたら交換ですよ
はい、どーぞ」
見つめるのを止め
フタを開けて手渡し
頭を撫でると
『いただきます』
ホッとした様に
アイスに向かい
掬い上げる