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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第24章 愛しい蝶と繋ぐ指
そう思って
携帯を手にした途端
【木兎 光太郎】
俺の手の中で光る名前
さっきより
嫌な予感。
静かに電話に出ると
〈もしもし!赤葦!
俺!俺!
寝ようとしてた?〉
「はぁ、まぁ…」
無駄に明るい声に
適当に返事をする
〈知らねぇ!〉
「なら聞かないで下さいよ」
さっき別れた時
木兎さんは確かに
しょぼくれ寸前まで落ちてて
好きな肉すら
あまり食べなかった位だ
その木兎さんが
こんなに上機嫌になる理由は?
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