白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第24章 愛しい蝶と繋ぐ指
「すいません」
なのになんで
『うん。
ね?コーラビックリした?』
「え?はぁ、はい」
『ごめんね?』
笑ってるんですか?
「姫凪さん?」
『だから!オアイコ、ね?』
苦しむ俺に同情?
それにしては
行き過ぎでしょう?
苦しんだのは
きっと姫凪さんの方だろうし…
じゃあ、なぜ?
思考が付いて来ない俺に
『…赤葦くんには
色々助けてもらった、から。
泣かせて貰ったし
背中押してもらった…』
姫凪さんは静かに口を開く