白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第24章 愛しい蝶と繋ぐ指
姫凪さんの腕を掴んで
引き寄せる
甘い匂いに混じってする
木兎さんの香水の匂いが
「少しだけ…上書きさせて下さい…
すぐ済みますから」
更に俺を欲張りにさせる
姫凪さんを目的地から
離して
物陰に引き込み
腕で逃げ道を塞ぐ
『赤葦くん、こら!
冗談は………』
「静かに…
見られたいんですか…?」
壁に押し付け
肌を寄せる
脱がされて顕になった白い肌
そこに薄っすら残る
孤爪の赤い華
また一つ理性の糸が切れる。