白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第24章 愛しい蝶と繋ぐ指
「あー!赤葦!
鼻の下伸びてる!
あー!ムカツク!
俺またボッチーー!
クソー!やっぱり俺が一番に
姫凪の水着見ねぇと
気が済まねぇ!
赤葦!目を瞑れー!
姫凪、脱げー!」
そに気づいたのか
地団駄踏む木兎さん
あ…バレた……
「え?目?
なんで…え?」
いつもの駄々っ子だと
笑い飛ばそうとしたら
「(……瞑って?赤葦
でないとヤキモチで
ムチャしそう……)」
耳の奥に落ちて来た
"冗談"では済まされない
"笑えない"声