白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第24章 愛しい蝶と繋ぐ指
「残念ですが…」
アンナサンに断ろうとしたら
「却下!
この話はナシ!
なんか気持ち悪ぃ!
おら!姫凪、来い!」
木兎さんが強引に
姫凪さんを連れて走り出した
「ちょ、木兎さん!」
「待って!赤葦くん!」
二人を追おうとした俺を
アンナサンが引きとめる
冷たい手が手首を掴み
「二人きりにしてあげようよ?
あの二人…仲良しなんでしょ…?」
膨らんだ胸が腕に押し付けられると
ゾクリと背中が泡だったようになり
移る匂いに息が詰まる