白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第6章 蝶と華と罠
【蝶と華と罠】
姫凪side
過ぎた事を後悔しても
無駄だと
何度も言い聞かせてる
でも私の心は
それを認めない
後悔しない日なんてない
あんなに辛かった日もない
忘れるなんて出来ないよ
悪いのは私。
誰も責められない。
華を枯らせたのは私。
自分勝手に飛び回り
華の声が聞こえなかった
あんなに愛してくれたのに
気付いた時
止まる華は
上を向いて咲く事を
忘れていた
華を咲かす事さえ
出来なくなってた
私のせいで
華は上手に咲けなくなった