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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第24章 愛しい蝶と繋ぐ指


止めてくださいよ、本当に。

『苦しいなら吐き出せば
良いのに…私も…
楽になったんだよ?
赤葦くんのおかげで…』

なんですか?
その声…

アナタの涙に俺が弱いの
知っててやってるなら

本当にズルイ人ですよ、姫凪さん。

『赤葦くん…苦しまないで…
私で良かったら聞くから…』

掠れてくる姫凪さんの声が

冷たく固く閉ざしたハズの
心の扉を優しく叩く

愛しい声に
ゆっくり開く扉
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