白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第24章 愛しい蝶と繋ぐ指
でも、どうしても寂しいなら
俺が居るから。
「もし、一人ぼっちになったら
翔んでおいで
遊んであげますよ
ウチのエースは
騒がしさも全国区ですから」
俺で足りないなら
二人きりとか欲張りません
アナタを笑わせる為なら
俺はきっと
大抵の事は出来ますから
さぁ、笑って?
『うん…そうだね
一人で十人分位騒がしいもんね』
俺の言葉に
小さく笑う姫凪さんの顔に
ジワジワ確実に
熱くなっていく胸。
そう、その顔が好きだから。