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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第23章 空に舞い上がる蝶
涙は今にも落ちそうで
ギリギリ瞼の手前に引っ付いてる
『やっぱり…私…』
言いかけて止めた言葉に
「おれ姫凪が好きだから
姫凪には笑ってて
欲しいから…
だから良いよ姫凪」
研磨はまた笑う
それはとても優しく
とてもとても甘い声で
『研磨…ごめんなさい…』
これしか出てこない
こんなに大事にされてた
こんなに好きで居てもらえた
なのに
なのに…!
なんて謝れば良いの?
何度謝れば良いの?
ごめんね…
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