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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第23章 空に舞い上がる蝶
「まだ枯れてない事に
してて下さい」
『はい?なんで?』
「抱き締める…口実……」
赤葦くんの腕が
私を包んで閉じていく
『あ、赤葦…くん!?』
「泣かされないでって
言ったのに…」
髪の毛にかかる息
上から落ちてくる声
『ごめん…』
「姫凪さんは
悪くないでしょ…」
『悪いよ…
それにもう泣かない…』
もう止める
翔び立てって背中を押されたから
もう大丈夫
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