白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第23章 空に舞い上がる蝶
押し倒されたソファーが軋む
首筋にアツイ感覚が疾走り
クロの息が上がっていく
「相変わらず犯されそうになった時の
色気やべぇのな?
そんな顔してアイツらの事も
誘ったンですかァ?」
私はそんな事しない
そんな事も忘れちゃったの?
『クロ…私は…』
もうクロの中に
昔の私は居ないの?
戻りたかったのは
私だけ、なの?
「お前は…なんだよ…
分かんねぇよ…お前の事なんか…
分からせて…姫凪…
もう…わけわかんねぇ……」