白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第23章 空に舞い上がる蝶
「ほら、どこが良いですか?」
パスタが美味しいお店を
映し出した携帯を
膨れる顔の前に出してくる
『どこでも良いです』
「じゃあラブホテルに連れ込みますよ」
『それは嫌!』
「はい、じゃあ選んで下さいね」
ニヤりと笑う顔を抓って
『串揚げの店がいい!』
自分で揚げるスタイルのお店を指定
「はいはい。クーポン探しますね」
クスクス笑いながら
携帯を弄る横顔を見ながら
小さな溜息が漏れる
クロと研磨とも
こんな感じだったのにな、なんて。
自分の蒔いた種なのにね。