白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第5章 籠の中を彷徨う蝶
「すいませんねェ〜
俺ネコで猿なもんで
止まれなくてねェ(笑)」
姫凪に目を向けて
愛おしそう見つめる
「別に止めてないけどね
姫凪さえ許すなら
おれは何にも言わないし
(でも、約束は守ってね?
欲しがるのは身体まで。ね?)
行くよ?夜久くんに怒られたく
ないでしょ?」
身体だけでも
ほんとはヤダけど。
でも、おれは
二人から心を奪ったから。
これはその代償
何でもないように
笑ってみせる
これは
おれの贖罪だから