白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第23章 空に舞い上がる蝶
私は思い出していた
悲しくも温かく
温かくも切ない出来事
私がクロと研磨と
離れる事を決めたのは
たった二日の出来事だった
何度も離れなきゃとは
思ってたの
でも、私は弱くて
二人に周りに甘えてた
その罰が当ったんだと思った
木兎や赤葦くんと
遊ぶのが週の半分に
近付こうとしていたあの日
「姫凪ー!待ってたぞ!
ヘイヘイヘーイ!」
『木兎、うるさい…』
「無駄に目立ってますよね
俺は目立ちたくないのに…」
いつも通りに待ち合わせして
合流した