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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第22章 翔び立つ蝶に隠す涙


目の前のドアが開いて
いつも通りなのに

「クロ!?」

ニヤケた顔は無くて

「悪い、姫凪
連れてこれなかったわ
ごめんなァ」

その顔は深い影を落として
涙で濡れていた

「明日…来るって言ってたから…
明日…で良いよ」

言いながら
背中がゾクゾク寒い

「俺…姫凪とは…
もう…笑い合えねぇ
酷い事しちまった…」

「クロ…何…言って…ンの?」

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