白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第21章 光る華の蜜
姫凪の頭を撫でると
『うん。チャント私から
言わなきゃダメだと思う
きっと誰かから言われても
研磨は納得しないと思う
あぁ見えて頑固なんだよ?』
姫凪が涙を浮かべながら
優しく微笑む
「孤爪がー?
ヒョロっヒョロで何か
拘りとか執着とか
皆無に見える」
だからこそ
孤爪が必死に執着してる
姫凪がスゲェって思うんだけどな
『研磨は強いよ?
決めたら曲げないの
それが間違ってても
突っ走っちゃうの
不器用なんだよ
だから放っとけないの
構っちゃうの』