白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第4章 蝶の羽根に触れる時
「ゲッ!もう出てきた!
ねぇ!黒尾くん!この子誰の?
フリー?なら食っていい?」
木兎が性懲りもなく
姫凪に顔を近付けてくる
「あのなァ…フリーだとしても
食うには相手の意志も
必要だろうが!」
木兎の顔を押し返すと
「え?あ~………」
一瞬言葉を詰まらせる
ようやく分かったか!と
一息吐こうとした息が
「姫凪は俺に
惚れるハズ!だから問題なし!」
「ブッハッッ!!…ゲホゲホンッ……
おま…ナニその自信……!」
喉から逆流して吐き出された