白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第19章 ふわりココロに止まる蝶
パタンと遠くてドアが閉まる音。
そして…
『あ…赤葦くん…』
俺が居るリビングのドアが開いた
「どうも。」
目を合わせず立ち上がり
すれ違いざま
「俺、頼まれ事済ませたら
帰りますんで
ごゆっくり」
姫凪さんに吐き捨てる
『え?私が帰る…』
はぁ?まだ言うのか?
ヤラレに来たくせに
白々しい。
「その格好で?
襲われたいんですか?
あぁ…わざと?ですか?
好きですもんね…
ソウイウコト…」
冷たく言い放ち
リビングを出る