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薄桜鬼 あなたに逢いたい 

第2章 ここはどこですか?


萩「はぁはぁ」

(しつこいなぁーいいかげんに諦めなさいよー!!)

弟子達をまこうと道を曲がると大きな桜に木が目に入った

萩「あれこんな所に桜の木なんてあったっけ?」

桜の木に近づき見ていると

弟子1.2「お嬢様ーどこですかー?出てきて下さいよー」

弟子たちの声が近づいて来る

萩「やばい!早く隠れなきゃ!!」

そう言いながら桜の木に触ると
桜の花びらがザァーと舞い上がり萩を包んで行く

萩「何?!」

???「・・・あ・・・い・・・た・・・い」

萩「え!!誰!!」

???「・・・早く・・・」

萩「誰なの!!」

???「待ってたよ萩」

萩「!!!!」

桜の花びらが視界を塞ぎ萩は目を瞑る

次に目を開けた時には桜の木は無く周りは木造の平屋が並んでいる

萩「え!!どこ?」

呆然と辺りを見ていると1人の男が萩に気づいて近づいて来る

男「如何したんですか?女子がこんな時間に1人で出歩いていては危険ですよ。」

男は映画村でしか見た事が無いような着物を着ている

(何で着物?まぁ私も今日は着物だけどね)

萩「あ、はいすみません。あ!!あのつかぬことを聞きますがここはどこですか?」

男「道に迷いましたか?ここは京の都だよ」

萩「え!!」

(何で京都!!さっきまで確か山口にいたよね、嫌な予感がするんだけど)

萩「えっと、あのついでに今何年ですか?」

男「??変な事を聞くね、まぁいい今は文久3年だよ」

(えぇぇぇぇぇー何どういう事なの!!!)

萩が混乱していると男に早く帰りなさいと言われ別れの挨拶をして歩き始める

(どうしよう、ここが京都なら歩いたって帰れないって言うか文久3年って何?)

萩「あっ!!そういえば私がハマってるゲームの薄桜鬼も文久3年だったような気がするなぁ・・・」

萩「ははは・・・まさかね?」

萩が歩きながら考え事をしていると遠くの方からすさまじい殺気とうなり声が聞こえてくる

(嫌な予感しかしないんだけど行ってみようかな?)

萩は声がする方へと歩き出した
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