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[進撃の巨人]この残酷な世界で

第3章 調査兵団


「!」




「⁈…あ、エルヴィン団長‼

…リヴァイ兵長‼」


王都まで向かう予定だったが
エルヴィン団長らもこちらに向かっていたらしい



「報告します!

無事に対象の捕獲に成功しました

…中身の取り出しにも成功です」


「そうか
よくやってくれた

…何か吐かせられたか?」



「…その中にいた
…アニ・レオンハートですが

水晶のようなもので覆われていて
本人は生きているのかどうか…


これからハンジ分隊長たちが地下に運ぶ作業をすると思います」



「…そうか、ご苦労だった

、リヴァイと一緒に本部まで戻っていてくれ

俺は…この始末の報告をしてくる」



団長は王都に向かい歩き始めた








「…リヴァイ兵長お疲れ様です

長く歩きすぎたんじゃないですか?

…足、痛くないですか?」



「………ふぅー…

ったく、おせーんだよ」


そう言っての肩に手をまわした


「やっぱ痛いんですね…

おんぶでもしていきましょうか?」


「あ?」


「嘘です!すみません…


あの、どうします?これ…??」



は何も知らずまだ逃げまどっている人々を見て言った



「あとは憲兵団の仕事だろ

ほら見ろ、ようやく幹部どものお目覚めだ…

俺たちは帰る」


毎日仕事もせずに飲み明かす生活が伺えるような
見事な二日酔いっぷりの幹部たちが

頭を抱えながら収拾を図っていた



「…行きましょうか」




「ちょ…!待てよ!俺を忘れるな!!」

後ろでフードをかぶっていた人物が声をあげる


「あ…ジャン!忘れてた!

エレンに似せたカツラ被ってるから

わからなかったよ」



はジャンの姿を見て笑った



「くそっ…なんで俺がアイツの変装なんか…!」





三人は本部へと戻った


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