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[進撃の巨人]この残酷な世界で

第3章 調査兵団


(…冷たい手…)




(誰かが私の頬を撫でてる…

冷たくて…気持ちよくて…安心する…)








ーお前が意地でも調査兵団に入るってんなら

すぐにでも俺の班に入れて
ずっとそばにおいとくんだがな…

そう簡単にはいかねぇ

やすやすと新兵を入れられる程
俺の班は楽じゃねぇからな

ましてや実力がねぇ奴なんか
入れることはできない…






(リヴァイ…さん…?)








は目を開けた
















「……………」






「……………」








「リヴァイさん…」



リヴァイは目が合うとバツの悪そうな顔をして
椅子から立ち上がる


「チッ…起こすつもりはなかった

悪かった、じゃあ…」




「待ってください!」




あわててリヴァイを止めようと腕を伸ばしたその時

激痛が走った



「あっ……!」





「…なにしてんだ…お前

両腕折れてるんだぞ」





(両腕折れちゃってるのか私…痛い…)

悶絶しながらも必死で話しかける




「っ…あ、あの!リヴァイさん!」





「…ここではリヴァイ兵長と呼べ」




「あ…はいっ!

あの!兵長…えと…

入団の件なのですが…」




「………」





「…私を調査兵団に入れてください!」







「バカ言え…お前は憲兵団だろ」


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