第6章 *勝利*[澤村大地]
* * *
俺たちの乗ったバスが、烏野高校に着いた。
全員でミーティングした後に、姫川と2人になった。
「で、なんや?」
…告白なんて人生初で、なんて伝えればいいのかわからない。
だけど…今、伝えなきゃダメなんだ。
「俺…姫川のことが好きだ。だから明日…白鳥沢に勝ったら。…俺と付き合ってくれるか?」
少しの沈黙。
きっと数秒だが、俺にはとても長く感じられる。
「まじか…めっちゃ嬉しいわ……今からでもいいんやけど…ウチも、澤村のこと好きやったんよ!?」
自分の顔が真っ赤になるのがわかった。
「まあでも…明日、勝たんと付き合ってあげんよ?」
「まってろ。絶対勝ってやるよ。」
そう言って2人で笑った。
*END*