第8章 8月7日 ☀(桃華視点)
真実を受け入れられないで、現実逃避をしてる兄は見たくない
あんなひとり遊び・・・
「だって、虹なんて小さい頃しか見てないから!!」
「まあ、それもそうか 」
「受験前に見えるなんてラッキーね」
「だな!」
真実を言わないと・・・
私は兄の所に来た
「ああ、桃華どうした? 」
『 馬鹿兄貴・・・何してんの?』
「馬鹿兄貴は酷いな・・・何って優奈と虹を見てるんだよ」
私はムカついたので思いっきり言った
『 ・・・・・・いい加減にしなよ!だって優奈お姉ちゃんは旅行中の火事で死んたんだよ?』
その時お兄ちゃんは耳を塞ぎ始めた
「 何、ノイズがうるさくて聞こえない・・・」
本当にウザイ・・・
『 もう・・・いいよ・・・知らない』
そう言って私は部屋に戻った
その時の言葉はきつかった風に聞こえたと思うが
私の顔は涙が出ていた
もう、どうすることも出来ない・・・