第4章 8月7日 ☀
何とか、晴れてくれたな
あ、虹が出てる!
隣にいる優奈も嬉しそうにニコニコしてる
昔から虹好きだよな
「だって、虹なんて小さい頃しか見てないから!!」
『まあ、それもそうか 』
「受験前に見えるなんてラッキーね」
『 だな!』
すると、すぐ下の妹が不機嫌な顔でやって来た
『ああ、桃華どうした? 』
「馬鹿兄貴・・・何してんの?」
『馬鹿兄貴は酷いな・・・何って優奈と虹を見てるんだよ』
「・・・・・・いい加減にしなよ!だって・・・は・・・で・・・たんだよ?」
その時酷いノイズがして聞こえなくなった
『 何、ノイズがうるさくて聞こえない・・・』
「もう・・・いいよ・・・知らない」
そう言って行ってしまった
どうやら桃華は反抗期のようだ中1だし当たり前か・・・な?優奈
「そうだねー仕方ないよ・・・」
俺達はただ、虹を見つめた