第10章 Gray Zone~源義経~
「あーあ……達っちゃったねぇ。」
僕は与一の耳元で辱しめる様に囁きながら、溢れ出た白濁をくちゃくちゃと牡茎に塗り広げた。
屈辱に顔を歪め、それでもされるままになっている与一。
うん、それでこそ与一だ。
僕がずっと欲しかった与一。
可愛い与一。
勿論、これで終わりじゃ無いからね。
「じゃあ、次は僕の番。」
そう言って与一の中から指を抜き、僕は立ち上がる。
「先ずは口でしてよ。
………出来るだろ?」
眉を顰め僕を睨み上げた与一は、それでも無言のまま緩々と動き出し膝立ちになると両手で僕の袴を寛げ始めた。
「はあ……ぞくぞくするよ。
その可愛い口で慰めて貰えるなんて。
さあ、早くしておくれ……与一。」
僕が興奮を抑えきれず与一の後頭部に手を添え、ぐいと股間にその美しい顔を押し付けたその時…………
「何をしておる。」
背後から低く力強い声が響いた。