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小さな海賊

第2章 戻った生活



カ「おもしれぇ、冗談だな」

ル「冗談なんかじゃねぇ、みんな!」

すると、みんなは戦い体制に入る。
すごい…やっぱりみんな仲間なんだ。

ナ「船長のいうことだもの、私は協力するわ」

ロ「ええ、私も」

カ「女共…お前らも連れていくぜ?」

カジキは、そういうと…緑色の粉を撒き散らした。

「こほっ…こほっ…る、ルフィさん…これ、吸っちゃいけませんっ……」

ル「わ、わかった!絶対手を離すな…よ……」

───────バタッ

…言うのが遅かったみたいで、みんなバタバタと倒れてしまった。

「ルフィさんっ…みなさんっ…こほっこほっ…」

この粉は、眠り粉といって…吸った人を眠らせてしまう粉。

カ「子猫ちゃんは、なれたみてぇだな?この粉に」

「か、カジキ」

カ「行くぞ」

カジキに抱えられたところで、私は意識を手放した。

ルフィさん…皆さん…ごめんなさい…。
私のせいで…皆さんに迷惑をかけてしまいました。


────────────────

「んん…」

目が覚めれば、さんざん見てきた…嫌な天井が目に入る。

カ「子猫ちゃーん、おはよう」

「カジキっ…」

カ「そんな目で睨むなよ…これから、お前は俺の嫁になるんだからよ?」

そう…私はこの男の嫁になるのだ。
だから、死ぬ覚悟で逃げた…なのに、また見つかってしまった。

メ「カジキ様、お2人をお連れしました」

メニアが連れてきたのは、ナミさんとロビンさん。

ナ「ルーシェ!」

私の元へ走ってきてくれたナミさん。
すぐ後ろにロビンさん。

「二人共巻き込んでしまってすいません…」

ロ「いいのよ、あなたが無事なら」

ナ「ルフィなら、絶対来てくれるから」

カ「ダハハハハハハハハ!女ども!子猫ちゃんの結婚パーティには呼んでやるかな」

そういうと、カジキとメニアは部屋から出ていった。

ロ「結婚式ってどういうこと?」

「…結婚させられるんです」

ナ「えっ?!犯罪じゃ」

「一応年齢的には18歳なので…結婚はできるんですよ。私」

ナ「えっえええええええ?!」

ロ「あら、びっくり」

まぁ、びっくりするのも無理ないよね。
この身なりだし……

「実は、その結婚がいやで以前逃げ出したんです」

ナ「なら、また逃げないと!」

「無理です」

そういって、私の足を見せる。
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