第14章 終章
「…リヴァイ、意外と似合う」
「おいノア、意外とは余計だ」
意外とっていうのは照れ隠しで
実際はかっこよすぎて…
「ほらー、リヴァイ、ノアに言うことは?」
お互い照れていることがわかっているのか、ハンジがリヴァイをからかう
「…メガネうるせぇ
アンナ、てめぇはノアから離れろ」
「…やだ、みんなのノアさんだもん」
「…アンナ」
ぷくと頬を膨らませるアンナをノアが抱きしめると
チッ、と盛大な舌打ちが飛んだ
「ほらほら、今日は特別な日なんだから、ふたりきりにしてあげよう」
この中で唯一常識的なエルヴィンが気を効かせてくれた
ちぇ、といいながらも部屋を出て行く一行
扉を閉める寸前でハンジの
「ふたりきりだからって色々やったらダメだよ?」
という発言にリヴァイはクッションを投げつけ、ノアは顔を真っ赤にするのだった