第12章 12
そんなある日、喉が渇き水を飲もうと給湯室に行くと、またノアとカイルが一緒にいた
「何してるの?」
「ハンジ、今ね紅茶を淹れてる
あなたも飲む?」
「うん、飲む!」
出来た紅茶をもち、談話室のようなところに入った
紅茶を飲みながら、談笑する姿は本当に綺麗で、兵服なのが残念なくらいだ
「二人はいつから一緒にいるの?」
唐突に、でも前から気になっていたことを投げかける
二人は顔を見合わせて
いつから?覚えてる?などと話す
「家が隣同士だったから…
気づいたときには隣にいたかな」
へへっ、と幸せそうに笑うノア
このとき、この子にとって彼が世界の全てなんだなと思った