Welcome to our party 2 【気象系BL】
第98章 未来のために by きぃな
『明日、帰るね』
その知らせをどれだけ待ったことか
かずがちょっと引くくらいに、絶対俺が迎えに行くと約束を取り付けた
「っ、かずっ」
「あっ、しょ…うわっ」
人目もはばからずに、ぎゅっと抱き締める
すぐに手を引いて、車へと押し込んだ
「かずっ、会いたかった、こうやって触れたかった」
「ちょ、翔ちゃ…っ、んんっ」
有無を言わさずかずの唇を塞ぐ
「っ、しょ…っ、お、俺らコイビトの関係から卒業したんじゃないの?」
「卒業するの、やめた」
呆気にとられた顔のかず
「そのかわり、自分の気持ちに嘘をつくのは卒業する。俺…かずが居ないとダメだ」
「翔ちゃん…」
かずが俺に強く抱きついた
「俺もっ、俺も聞き分けのいい自分を演じるの卒業するっ、俺も翔ちゃんが居ないと…っ、んぅっ」
かずが全部言い切る前にキスで遮る
俺とかず、嵐の未来
俺がきっと両方幸せにしてみせるから
「っ、はぁ…っ、しょ…ちゃ」
まずは目の前のかずから幸せにしてあげなきゃ
俺はシートを倒して、かずの上に覆い被さった♡
―お・わ・れ♡―