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Welcome to our party 2 【気象系BL】

第93章 手紙-サランヘ- by のさまじょ


最後の便箋は、ニノの書いたものじゃなかった。
封筒の表書きを書いた毛筆の字と一緒だった。

「え…?」
「どうかしました?」
「いや…」
「翔さん…?顔、青いっすよ…?」
「なんでもねえよ…」

勝手に、ボロボロと涙が溢れてきた。

「ちょっ…翔さん?一体どうしたんですか?」
「うるせえっ…」

俺は、便箋を掴んで席を立った。

そのまま事務所を出て走り出した。

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