Welcome to our party 2 【気象系BL】
第89章 幼馴染の君と僕 by ガーベラ❤
潤がアメリカに引っ越す前日。
潤たちの家族がうちに泊まった。
俺の部屋に布団を並べて横になったその時…
潤が、俺にとんでもないことを言ったんだ。
『和、また会える約束に、キス、しようよ』
あり得ないって思った。
男同士で、そんな事、って…
だって俺、潤の事、そんな風に…
気が付いたら、唇を重ねてた。
何でそうなったのか?
後になってどんなに思い返しても分かんなかった。
ただ、潤の唇の温かさだけが、ずっとリアルにいつまでも胸の中にあって…
「俺、初めてだったからさ…」
「何が~?」
わざと分からない振りをした。
あれは、俺たちにとって何でもない事だったと、そういう事にしないと…そうしなしと…
「初めてだったんだ…キス…和は違うのかよ…」
「俺だってそうだよ!!」
あ…何言ってんだよ…俺…
「あの続き、シよっか❤」
潤が言う。あの日とは違う、男っぽい声で。
「つ、続きって…?」
「決まってるだろ…セックス♪」
「セッ、セッ、セックス~?」
潤の手が、慌てて俺の口を塞いだ。