• テキストサイズ

Welcome to our party 2 【気象系BL】

第89章 幼馴染の君と僕 by ガーベラ❤



「潤く~ん、たくさん食べてね!カニクリームコロッケ、大好きだったでしょ♪」

「いただきます!おばさんのコロッケ、食べたっかったんだ~❤和、ソースとって~」

潤は、コロッケが見えなくなるくらいにソースをかけた。
…コロッケが泣いてるぜ…

潤は、美味しそうに母ちゃんのコロッケを頬張った。

「それにしても潤、大きくなったな~」
「翔くんだって!!あの頃は和とそんなに変わらなかったのに~(^^)超イケメンになちゃってさぁ~
一瞬誰だか分かんなかったよ~」

…ど~せ、俺は全然変わりませんよ(-"-)


翔と潤が仲良く話すのを、俺はぼんやりと眺めるしかない。

昔から、翔と潤は仲が良くて、そっちが兄弟じゃないかって、友達に揶揄われたくらいだ。

「あ、俺もう行かなきゃ!」
不意に翔が立ち上がった。

「あら、翔くん出掛けちゃうの~?」
「おばさん、すみません。今日からタイに出張なんです。」
「そうなの~?まあ、これからはいつでも会えるからね♪」
「ですね。じゃ、ごゆっくり~」

「またね、翔くん」
潤は甘えるような声で翔を見送った。

……(*´з`)なんか、面白くない…

和気あいあい盛り上がるリビングを後に、トイレに行くようなふりして俺は自分の部屋に戻った。

なんか蚊帳の外だし。それに…

潤の顔を見てられない…
俺の知ってる潤じゃないんだもん。

俺の知ってる潤は…潤は…
/ 722ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp